西洋占星術とは?どんな占い?何がわかるの?

西洋占星術とは?どんな占い?何がわかるの?

「今日の1位は、天秤座のあなたです」「やった、私一位だって」「私は最下位だったよ…」

占いに興味が無い人でも、自分の星座は知っている事の方が多いと思います。

毎朝流れる朝の星座占いを見て、一喜一憂したり、くだらない迷信だと鼻で笑ったりします。

占いの信憑性には賛否両論あるものの、話題になるという事は、それだけ星座占いが一般に浸透しているのだと思います。

そして占いに興味をもった方であれば、一度は自分の星座の性格をネットや本で調べているかもしれません。

その記事を読んで、まさにその通りと感じる事もあれば、自分とは全然違うと感じる事があると思います。

ではこの星座占い、ここで終わりなのでしょうか?いいえ違います。

この星座占い、正しくは【西洋占星術】といいます。

西洋占星術では、いわゆる「自分の星座(例えば9/23~10/23生まれの人なら天秤座)」だけで終わるものではありません。

確かに、自分の星座は重要な要素ではありますが、それが全てではありません。

今回のこの記事では、「西洋占星術とは何か」「西洋占星術で何がわかるのか」についてまとめていきます。

西洋占星術の太陽星座って何?

西洋占星術 太陽星座

あなたは「星座は何座ですか?」と聞かれたらなんて答えますか?

牡羊座・牡牛座等・星座は12種類あります。その中で、自分の星座とは、どのようにして決まるのでしょうか?

答えは自分が生まれたときの太陽の位置です。

ご存じのように、地球は太陽の周りを一年かけて一周します。

しかし、地球にいる私たちからすると太陽の方が地球の周りを回っています。

そして更に観測を続けると、太陽よりも遠くにある星座も一年で一周している事が分かったのです。

太陽の一年の通り道を黄道と言い、黄道にある星座を黄道12宮、今の12星座と呼ぶのです。

そして、あなたが生まれたとき、太陽はどこの星座にあるのかを調べます。

それがいわゆる「太陽星座(自分の星座)」と呼ぶものです。

一年は12ヶ月、星座も12種類の為、おおよそ1ヶ月毎に星座が変わるのです。

生まれた日と太陽星座の対応表

星座名をクリックすると、各星座の特徴・性格・他の星座との相性をまとめたページに遷移します。

太陽星座(12星座) 誕生日
牡羊座(おひつじ座) 3/21 ~ 4/19
牡牛座(おうし座) 4/20 ~ 5/20
双子座(ふたご座) 5/21 ~ 6/21
蟹座(かに座) 6/22 ~ 7/22
獅子座(しし座) 7/23 ~ 8/22
乙女座(おとめ座) 8/23 ~ 9/22
天秤座(てんびん座) 9/23 ~ 10/23
蠍座(さそり座) 10/24 ~ 11/22
射手座(いて座) 11/23 ~ 12/21
山羊座(やぎ座) 12/22 ~ 1/19
水瓶座(みずがめ座) 1/20 ~ 2/18
魚座(うお座) 2/19 ~ 3/20

太陽星座は自分の性格?

自分の星座がどうやって決まるのかが分かったと思います。

では、この太陽星座とは実際どういう意味合いなのでしょうか?

太陽の持つ意味は「公の顔、人生の目標」となります。

太陽のある星座は自分の性格というよりも自分がなろうとする性格、目標である事が多いのです。

その為、自分の星座の解説を読んで、本心とは違う、本当の自分ではないと感じる事はよくある事、普通の事なのです。

では、西洋占星術で自分の本心を知ることは出来ないのか?について次項で解説します。

月星座とは。自分の本心がわかる?

西洋占星術 月星座

太陽と同じくらい個人に影響を与えるもの、それは月です。

月は「自分の本心、本能的欲求」を意味します。

ですので、生まれたときに月がどこの星座にあるかを知ることで、より本当の自分の性格、欲求を知る事が出来ます。

西洋占星術では、この生まれたときに月のがある位置の星座を「月星座」と呼びます。

例えば月が牡羊座であれば「チャレンジしたい、何かを追い求めたい」という気持ちが先行します。

蠍座であれば「一つの事を深く知りたい、研究し本質を見極めたい」という欲求になります。

これが月星座の読み方になります。

太陽星座・月星座どっちをみるの?

西洋占星術 太陽星座・月星座

答えとしては「どちらも見る」です。

例えば、太陽も月も同じ星座の人であれば、自分の本心や欲求をそのまま裏表なく人に見せられると考えられます。

本心の自分と、公の自分との間に矛盾が無く、のびのびと自分を発揮できると言えそうです。

しかし、この太陽と月の星座が、真逆だったらどうでしょうか?

例えば太陽星座が山羊座であれば、公に見せる顔は「現実的な管理、実利主義」となります。

対して月星座が蟹座であれば本能的欲求は「誰かを慈しむ事」となります。

合わせて考えると、本心では理屈抜きで人を愛し、保護したいけれども、実際的にはルールや規則を守らないといけないから、感情論で行動するのは控える必要がある。というような思考の持ち主である事が想像できます。

このように、太陽星座と月星座の特徴を踏まえ、それらを統合し、個人の内情を探っていくのが西洋占星術の醍醐味と言えます。

また、西洋占星術では太陽星座と月星座以外にも多くの星を扱います。

恋愛や趣味を表す金星がどこの星座にあるのか、試練と制限を意味する土星がどこの星座にあるのか等を見て、総合的に判断をします。

あなたという人間の内面を、一側面で推し計る事が出来ないように、西洋占星術では、実に多彩にあなたの内面を映し出してくれます。

その中には自分で自覚できている事もあれば、自分では自覚できていない事、上手く扱えていない事もあるでしょう。

西洋占星術とは?何がわかるの?のまとめ

西洋占星術では、自分が生まれたとき、太陽を始めとした月や金星等の星が、どこの星座にあるのかを見て総合的に占っていきます。

いわゆる星占いの12星座「太陽星座」では、「自分がなろうとする性格、目標」がわかります。

「月星座」では、「本当の自分の性格、欲求」がわかります。

  • 公の自分と本心の自分の事
  • 人からあなたはどんな風に見えるのか
  • どういう人と出会いやすいのか
  • 心の拠り所は何か
  • 仕事はどんなことが向いているか

他にも、現在の星の位置とあなたの生まれたときの星を見比べ、その時々の意識の持ち方を調べたり、誰かとの相性を調べたりする事が出来ます。

古来より人は空を見上げ、星の動きに神秘を感じていました。

その神秘の一端をこの記事で感じてもらえたら幸いです。

今回の記事は、ココナラメール占いで西洋占星術やタロットカードを使って占いをされている「アイラ アードベック」先生に監修をしていただきました。

そんなアードベック先生に、占い辞典編集部からの質問にお答えいただきました。

西洋占星術で占っていただく時には、どんな情報が必要ですか?

アイラ アードベック先生

アイラ アードベック先生

生年月日」「出生時刻」「生まれた場所(都道府県程度)」が必要です。
ただし、出生時刻は分からない事も多いため出生時刻は無くても(精度は落ちますが)大丈夫です。

西洋占星術は統計学なのでしょうか?

アイラ アードベック先生

アイラ アードベック先生

これはよく議論になる事ですが、基本的に私は統計学ではないと思っています。
統計学的な見地から西洋占星術を解明しようという試みは多くありますが、そもそも西洋占星術は「多くの星が相互に影響しあうもの」であり、その一要素だけを抜き取って統計を取るのは基本的に難しいのではと思います。
結果的にある要素の傾向や分布(例えば、太陽が蟹座の人は芸人になる人が多い等)が分かっても、それが統計学的な断定にも、西洋占星術的な断定にもならないと思います。

この記事を書いた人 Wrote this article

占い辞典編集部

占い辞典管理者&筆者である私は数年前から占いに嵌り多くの数鑑定を受けてきました。 鑑定にて、私が存在する意味・使命・目的はスピリチュアルなどを使って人を癒したり何かを人に与えることだということを複数の占い師の方に助言されました。 ですが、占いを学んでみたものの自分が占い師としてお客様に対して何か助言をしたり 鑑定をするのは何か違うなと感じました。 そこで、私の得意な分野・自分ができることを仕事にしながら沢山の人に占いやスピリチュアルや恋愛に関する情報を届けようと思い、「占い辞典」サイトを運営することにいたしました。