恋愛ホルモンの知られざるヒミツ…恋して痩せるは本当?

恋愛ホルモンのひみつ

みなさんは恋愛ホルモンの存在をご存知でしょうか。恋愛ホルモンとは、人が恋愛感情を抱いたときに脳の下垂体から分泌されるホルモンのことをいいます。このホルモンには、とても多くの良い効果があるのです。本記事では、そんなホルモンのヒミツを紹介していきます。

恋愛ホルモンってなに?

恋愛ホルモンって一体なんのこと?!そう思う方のために、まずは恋愛ホルモンについて解説したいと思います。正式には『フェニル・エチル・アミン(Phenyl Ethyl Amine)』といい、称して”恋愛ホルモン”や”ときめきホルモン”と呼ばれることが多いです。(以下、恋愛ホルモンに統一)

この恋愛ホルモンが活性化することにより、快楽を司るドーパミンやノルアドレナリンの分泌濃度を上げるといわれています。つまり、人が恋に落ちることにより体内では自然と素晴らしいホルモンを作り続けてくれるのです。

キレイの秘訣はココにあり?

恋愛ホルモンが活性化することで、脳内や身体といったの様々な分野に良い影響を齎すともいわれています。

例えば、好きなひとができた直後や恋愛のはじまりに”毎日が楽しい!”と思うのは、脳内でドーパミンやノルアドレナリンの分泌がされていることを示していますが、これも恋愛ホルモンの分泌が強く結びつくことにより、一層と恋愛感情を盛り上がらせているのです。

更に女性の場合、放出されたドーパミンが性中枢と満腹中枢を刺激し、空腹を感じにくくなるのです。同じく、ノルアドレナリンには脂肪燃焼作用や代謝アップの作用があるため、より痩せやすい身体になるとも言われているのです。

さらには、肌に艶を与え、眼には潤いを齎す作用もあるとも言われているため、女性が”恋愛をして綺麗になった”といわれるのはあながち間違ってはいないということになりますよね。

恋愛ホルモンにはタイムリミットがある?

そんな奇跡の恋愛ホルモンですが、分泌期間はそう長く続かずタイムリミットがあります。

ホルモン分泌中とは、ある意味脳内が興奮状態にあるためいつまでもその常態が保たれるわけではありません。

恋愛ホルモンの分泌は一般的に恋愛感情を抱いてから急速に高まり、最も多く分泌される時期はわずか3日間、その後の感情が続く限りは断続的に分泌されますが約3~4年ほどで減少すると言われています。

さらに、脳細胞を壊す興奮系であり、同じ相手には二度と反応しないホルモンと言われています。

このように、恋愛ホルモンは恋愛の始まりと共に分泌が始まり、相手のことを考えるだけで幸せを感じたりします。

その分泌は恋愛初期のピークを境に、相手との関係性が落ち着きをみせると自然と分泌を減少させるのが特徴です。

このことから、付き合っている相手との結婚を真剣に考えている方は、付き合って3年以内のプロポーズがより成功率を上げることになるでしょう。

それを越えてしまうと、その後は別のホルモンが恋愛ホルモンを上回り、安心感や居心地の良さを強く感じやすくなるため”相手が空気のような存在である”などと、恋愛感情を越えた感覚を持つようになってしまうことが多いと言えるでしょう。

恋愛ホルモンを増やす方法

実は、恋愛をする以外でも、恋愛ホルモンを増やすことができるのです。

1.食べ物で補う

  • チョコレート
  • チーズ
  • 赤ワイン

上記の食材は恋愛ホルモンであるPEAをとされています。

特にチーズはチョコレートの凡そ10倍ものPEAを含んでおり、恋におちやすい状態になるとまで言われています。

ただし、食べ物でPEAを摂取する場合、代謝によりホルモン濃度が下がってしまう上に、ホルモンが上昇する時間は極めて一時的なものといわれていますのでご注意ください。

2.脳の想像で補う

また、ロマンチックな恋愛映画を観たり、過去の恋愛を思い出したりすることでも恋愛ホルモンを増やすことができるのです。

遠距離恋愛で思うように会って触れ合えない、許されない恋愛をしている人は、上記のことをするだけで特に大量に恋愛ホルモンが分泌されると言われていますので、試してみるのも一つの手かもしれませんね。

恋愛ホルモン減少後はどうするの?

恋愛ホルモンの分泌には約3年というタイムリミットがあることは前述の通りですが、それでは、大好きな相手との3年間の恋愛の行く末はどうなってしまうの?と不安に思う方も多いでしょう。

ホルモンが分泌されないけどまだまだラブラブしていたい!そんなときはどうしたら良いのでしょう。

これまで長いこと興奮状態にあった脳が疲れを感じ始めることにより分泌が減退していくとされる恋愛ホルモン。

その代わりとしてその後に分泌されるのが、脳内を心地よい気分にさせる”βエンドルフィン”や幸福感を感じさせる”セロトニン”といった別ホルモンなのです。

つまりは、恋愛中に抱く感情が「ドキドキ」や「わくわく」と表現するならば、一旦その感情は落ち着き、次に「安心感」や「信頼感」へと移り変わるということなのです。

これはもちろん、決してマイナス的なイメージではありません。

多くの人は好きな相手との結婚を決める条件の一つとして「安定感」を求めるのです。

恋愛状態にある頃は相手との関係の中で刺激や新鮮さを求め、「非日常」を感じます。しかし、結婚は「日常」のことであり、多くのひとは結婚して家庭を持ってよかったと思うタイミングに「安心感」を上げるのです。

恋愛ホルモンの知られざるヒミツ…恋して痩せるは本当?まとめ

恋愛ホルモンの分泌から減少まではそう長い期間とは言えません。

またそのことから、減少時の関係性を気にするが故、マンネリや飽きといったネガティブワードを連想させることもあるかもしれません。

しかし、この記事を参考に考え方をちょっとだけ工夫し、大好きな相手との信頼関係を構築した先の”ポジティブな変化”として捉えることができるようになれたらとおもいます。

またそれが、大切な人との安定した幸せな日々に繋がることを強く願っています。